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「人間がたどりつけうる真実は二つ、『我思う、ゆえに我あり』と数学だけだ。」と信じて疑わない(そんなことはないが…)新米高校教師が、 独断と偏見に満ちた視点で思うことを書き綴るブログ。
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さぼるやつがいるからこその「働きアリ」だよね。

全員を働かせるのは無理な話。それよりはがんばっているアリを応援しよう。
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「教科書を教えるのではなく、教科書で教えるのだ」と、よく指導教員が口にする。

「大事なのは、数学を教えること自体ではなく、数学を通して何を教えるのかだ」と、尊敬するある方が言っていた。

教科書も数学も、目的ではなく手段なんだね。

何度かハロウィーンネタを書きましたが、いよいよ当日です。ハッピーハロウィーン♪

午前中は小学校のハロウィーンパーティーに参加。これがすごかった。学校は子どもたちによってにぎやかに飾られていて、先生も子どもたちもみんな仮装する。県内からALTの先生が大勢集まって(もちろん仮装して)、午前中ずっとハロウィーンのイベント。英語を使ったゲームやったり、歌をうたいながら校内を列になって練り歩き、「trick or treat?」って言ってお菓子をもらったり、広場でダンスしたり…最後に今年のking and Queen(一番の仮装をしてる子)を選んで、おしまい。

子どもたちの仮装でおもしろかったの:
・スーパーマリオのルイージ(巨大化キノコ付き)
・マリー・アントワネット(Queenに選ばれてました)
・ティンカーベル(羽まできちんと作ってあって、手が込んでた)

先生方の仮装でおもしろかったの:
・インビジブル・マン(透明人間ってことで顔や手の部分を包帯で覆い隠して、その上から眼鏡をかけて「どうだ、見えないだろう」的な仮装だったんだけど、目の部分も包帯巻いてたから、本人が周り見えてなかった笑)
・宇宙遊泳中の飛行士(アルミホイールで全身を包むスーツを作っていた)
・ハリポタのマーハイオニー(カナダ人の先生で、そっくりだった)

子どもたちの英語力に驚いた。ゲームしてるときとか、みんな恥ずかしがらずにじゃんじゃん話す。遊びのツールにしてしまえば、小学生には受け入れやすいんだろうな。

そしてこれだけの大きなイベント(テレビの取材も二局入ってた)を行い、しかも伝統にしてしまう教師の方々の力に驚いた。勉強になりました、中学校で働くことになったらやってみたい。



夜はサークルのハロウィーンパーティー。パンプキンスープやパンプキンパイを食べてから(かぼちゃ嫌いな子供も夢中になるおいしさ)、仮装して、チャンピオンを決めました。僕は小学校でもここでもイスラム教徒が着る白装束と帽子をかぶりました。他にはブラックミッキーマウスやら魔女やら貴公子やらいろいろいたのですが、チャンピオンは…

リボンを二つ頭に身に着け、腰に万国旗スタイルの旗を巻きつけた男の子。

あー!!見ればあの面白さが分かるのに、文章で伝えることのいかに難しいことか。彼は帽子と思って買って、いざ仮装しようって時になってそれが旗だと気づき、仕方ないから腰に巻いてみて登場。もう「どんな罰ゲーム?」って感じの格好だったのだが、それが功を奏したらしい。おめでとう。

NHK教育テレビでは、10月27日から11月4日まで、「教育フェア2007」の一環として、「毎日がスペシャル番組」と称し、毎日いろいろな角度から教育をとらえた番組をやっています。ちょーおすすめ。普段NHKは見ないって人にも、教育に興味がない人にも、「うちにはテレビはありません!」と言って受信料の支払いを拒否し続けている一人暮らしの人にも。

昨日やってた「わたしのすきながっこう」という番組は非常によかった。その中で小学校教師の山口友美先生の算数の授業の場面があった。お題は「96÷2.4」。小数の割り算。94㎝のテープを2.4㎝ずつに切ると、何本できるかということを考えさせて、グループに分けて実際にテープを使ってもらいながら答えを考えさせていた。

事前に聞いた答えでは、「4」とか「0.4」とかだったが、実際にやってみると、どのグループも「40」という答えにたどり着いた。で、ここからが面白い。

「定規をじっと見て、2.4を整数にする方法、何かないかな?」

しばらくみんな考えて、ある子が、2.4cmじゃなくて、24mmに直すんだと気づく。すると、「96cm÷2.4cm」は、「960mm÷24mm」という計算、すなわちどちらも10倍して計算することができると分かる。答えは確かに40。

いや、素でびっくりした、なるほどー、すごく自然に小数の割り算の本質を理解させている、しかもこれらの結果を教えるんじゃなくて、子供たちから引き出している。

まだ授業は続く。Mさんが、96も2.4も10倍するのに、答えは何で10倍しなくていいのか、納得できないという。先生はまずその子の質問をほめ、みんなで一緒に考える。「9÷3はいくつ?」と聞いてから、「じゃあ90÷30はいくつになる?」と聞く。どちらの答えも「3」だ。

その瞬間、Mさんが「あ、わかった」とつぶやく。その顔といったらもう、最高の笑顔だった。「あっ、子供たちにこういう顔をさせるために、僕は教師になりたいんだ」と思った。

よーし僕もがんばろー。

今週の小学校でのボランティアから。

四年生の算数で、小数の導入をしていました。この時期に習うんだね。
 
初めに、先生がペットボトルに書いてある「1.5」という数字を取り上げる。で、子どもたちにこういった点の入った数字をどこで見かけるか尋ねる。
 
まー出てくる出てくる。靴のサイズ、身長、体重、100m走のタイム、シャーペンの芯、ジュースの「果汁0.5%未満」などなど。「ダイハード4.0」なんてのまで。
 
子どもたちはよく物を見ているね。そしていかに身近に小数があふれていることか。子どもたちは恐らく、こういった数字の意味をある程度理解しているんじゃないかなぁ。1.5Lのペットボトルと1Lのペットボトル見て、1.5Lの方が多いなとか、そういった意味でね。
四年生になるまで小数に対する正しい理解を得る機会がないってのはかわいそう。四則演算はともかく、大小関係ぐらい小学校の低学年で学んでもいいかもね。
 
授業の終わりのほうで、先生が子供たちに、普通の数と小数の違うところを尋ねた。
一つは簡単。小数には「点」があること。
 
もう一つは…

小数は「0」から始まることもあるってこと。なるほど。
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