雪下ろし

福島県の川桁で雪下ろし中。



埋まりすぎ。

本の価値

あまりにこのページをほったらかしにしていたので、「あっ、この人南米で行き倒れたのかも…」と思われ、お便りのメールの代わりに花でも送られて来そうな今日この頃。大丈夫です、生きています。

 

就職先が決まりました。3か月も悩んでG県の教員に。もうお分かりですね、そう、群馬県です。これからは上毛かるたの伝承者としてがんばっていきます。

 

暇さえあれば本読んでいます。小説が多い。

「国境の南、太陽の西」（村上春樹）

「パイロット・フィッシュ」（大崎善生）

の二つが特におもしろかった。どちらも、三十を越えた男性ともう十何年も会っていない昔の彼女が再会する話。ささいなプライドや誤解によってすれ違ったお互いの人生を、二人の会話がゆっくり埋めていく。

 

小学校や中学校、高校もかな、あの頃ってプライドが行動基準の多くの部分を占めてました。「人からどう思われるだろうか」「そんなことしたらかっこ悪い、恥ずかしい」

 

そうやって多くの機会、出会い、つながりを失ってきたことを思うと悲しいし、やり直したくなる。日本語ではプライドは捨てるものだけど、英語ではプライドは飲み込む（swallow）もの。なければないでそれは困りものだが、飲み込んで外には出さないくらい大人であって欲しかったです。若き日の自分へ。後、教え子達へ。

 

あと楽天の野村監督が書いた「野村ノート」って本も面白かった。楽天の今年のモットーは「考えて野球する」みたいなことを野村監督がテレビで言ってたけど、あの人はびっくりするぐらい詳細に考えてるってことが分かった。本の中では野球の理論から具体的なプレイヤーを例に出しての分析、チームの分析、そういったものを通して、「野球」というものを離れ「リーダーはこうあるべきだ」「組織とはこうあるべきだ」といったマネージメントの理論が学べる。

 

あまりに面白いので、早速二週目読んでいます。マーカーを片手に。本ってマーカーや書き込みで汚した分だけ、価値が上がるよね。

 

ブックオフでは逆に下がるみたいだけど。

St. Christopher

明日から一か月間、南米に行ってきます。ブログの更新はお休みです。

友達からお守りをもらいました。聖クリストフォロス（St. Christopher）の。旅人や巡礼の守護聖人なんだって。

名前の由来は「キリスト（Christ）を運ぶ（fer）者」から来ているらしい。

―彼は川で渡し守をしていた。ある時小さな子供がやってきて、その子を運ぶことになる。運んでる最中に、耐えがたいほど重くなってくる。渡し終えた時に「たとえ全仕界を背負ったってお前ほどには重くなかっただろうに」と言うと、子供は「お前は全世界を担っただけではなく、世界の創造者をその肩に担ったのだよ」。その子供こそキリストだったのだ―

では行ってきます。Chao!

地球を救うために人類が早急に実行に移すべき画期的な提案

みんな、地球守ってるー？地球喜ばせてるー？今日は「自分に厳しく、地球に優しく」をモットーにしているあなたへ、とっておきの方法を教えちゃうよー。いずれ特許を取る予定だから、しーしててね、しー。

最近、マイ箸ってはやっているよね？箸を携帯することで、割りばしの使用を減らそうっていうアイデアでさ。だけど、これだと結局マイ箸を作るのに木を切り倒すことになっちゃうから、地球には厳しいよね。だから、これからの新時代を切り開くのはこれ！

「マイ右手」

えっ？ちょっと画期的すぎて分らないかな？そう、これはいっそ食事は右手で食べればいいじゃんというインドティックなアイデアなんだ。そうすれば「ちぇ、今日はマイ箸持ち歩くの忘れちゃったよ」ってうっかりさんも大丈夫、さすがに右手は忘れようがないよね！さらに「私、左利きなんですけど…」ってお悩みの奥さん、大丈夫、マイ左手でもあまり変わりはありませんよ！

「割り箸」って言葉が「飛脚」って言葉のように、「あったなそれー」って感じになる日も近いね。

そういえばバングラデシュに行ったとき、ある青年に「君たちは二本の箸で食べるが、僕らは五本の箸で食べるんだ」といって右手を見せられた。うまいなー。手で食べると食感だけでなく触感も楽しめていいよ。

全力少年